禁煙するためには、喫煙習慣による「心理的依存」と、タバコに含まれるニコチンへの薬物依存である「身体的依存」という2つの依存を同時に克服しなければなりません。
これはとても難しく、「禁煙しよう!」と決意しても、「心理的依存」や、イライラなどの禁断症状を起こす「ニコチン依存」の両方を克服するのは、なかなかできるものではありませんね。
そこで、当院の禁煙外来では、禁煙したい皆さんを、身体的にも精神的にもサポートいたします。おおよそ、下記のような流れで治療を行っています。
1回目:
初診時の問診では、治療法の説明のほか、ニコチン依存度、喫煙の状況、禁煙の関心度などをチェックします。吐き出す息の中の一酸化炭素濃度の測定、禁煙開始日の決定と「禁煙誓約書」へのサイン、次回診察日の決定をしてもらい、禁煙補助薬を処方します。
2回目:
初回から2週目に再診し、喫煙状況を問診します。呼気中の一酸化炭素の測定を行い、禁煙補助薬を追加処方します。
3回目、4回目:
4週目、8週目の再診でも、呼気中の一酸化炭素の測定とともに、禁断症状の確認や治療、対処法などのカウンセリングを行います。
5回目:
12週目の再診が最終回。禁煙を継続するためのコツをお教えし、治療終了です。